精密採点が楽しい

最近、カラオケという遊びがとても楽しい。
カラオケが楽しい、というより。
採点が楽しい、の方が正しいのかもしれない。

比較的どこにでも設置してあるLIVE DAM stadiumという機種に『精密採点DX-G』というコンテンツがありまして。テレビ番組でよくある、技術を駆使しながら音程グラフに沿って正確に歌えば高得点...というやつ。

負けず嫌いの私は、こういう点数のつくものに弱い。初めて精密採点を使った日の最高点数は90点。研究すべき項目があまりに多くて、びっくりしたしわくわくした。ヒトカラは恥ずかしくてまだ踏み込めていないので週に一度、知人と通うこと1ヶ月。


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ここまで伸びた!気持ち良い!高揚感!
もしかしたら100点、取れちゃうんじゃない?と淡い期待を抱いてしまうのだけれど、やっぱり満点の壁は厚い。

大切なのは抑揚。つまり音量差。マイクを近付けたり、遠ざけてみたり。とにかく抑揚をつけるのがポイント。バラードの曲なんかは抑揚がつけやすくて楽しい。サビでバーンと声を出すと、かなり抑揚を稼げる気がする。
もうひとつ。大切なのに難点な最大の敵が、ロングトーンという項目。音程の長いバー、いわゆる伸ばすところをいかに綺麗に伸ばせるかというもの。これが私に合ってないのか、すごくすごく難しい。だけど、表現力が稼げなくてもロングトーンさえ安定していればかなりの高得点が狙えるという、精密採点の中で最重要なものなのである。ビブラートが得意な私は、長く伸ばすところで音を揺らしてしまう癖があり、そうしてしまうとロングトーンにならない。
もちろんビブラートも加点項目にはあるものの、ロングトーンを使いこなせるようにならなければ満点は厳しい。

この精密採点には、「裏加点」というものが存在する。これがまた面白くて、私の関心を擽ってくる。音が綺麗に響けば裏加点が発動し、素点が1〜2点プラスされる。では、どうすれば音が綺麗に響き裏加点が加算されるのか。これに関しては、マイマイクを持ち込むしか策がない。ネットで2000円ほどで購入できる有線マイク。これを使えば余計な雑音を拾わず、簡単に裏加点が入る。

いかに精密採点というものを理解し、研究するか。機械の正確さを目の当たりにして、改めて音程を意識して歌うことになったし、上手くなったねと褒められることも増えた。まだまだ研究の余地はあるだろうし、満点の壁を崩す迄はゆるゆると頑張ろうと思う。