『SHERLOCK 忌まわしき花嫁』

Miss me?




まさか大好きなSHERLOCKが映画館で見られる日が来るとは!嬉しすぎる。
公開に備えて、ムビチケも2種類購入。


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備えはバッチリ。鹿撃ち帽ではなくシルクハットを被った19世紀仕様のシャーロック、口髭ワトソン、どちらも可愛いです。1895年、ヴィクトリア時代のロンドンが舞台とあって、いつも(現代)と違う2人や世界観を楽しめるのが魅力。ファンにはたまりません。
そしてなんと今作、4週連続で入場者プレゼントがあるそうで。これはなんとしても毎週観に行かなくては。


さて、本題の感想。熱冷めぬうちに書き留めておかないと。


まずは特典映像の『スティーブン・モファットと巡るベーカー街221Bの旅』。

これが、中々ファン向けの作りになっていて面白い。モファット氏のシャーロックホームズへの愛情が感じられる。原作で有名な手紙に突き刺さるナイフ、オリジナル要素の髑髏と少女の絵、装飾への細部の拘りが素晴らしい。ここで、期待がますます高まったまま本編へ。わくわく。


さて本編。

良かった。お腹がいっぱい。目頭が熱い。ファンムービーとしては最高の作品だった。シリーズをシーズン3まですべて見ているファンなら最高に楽しめる。ただ、初見さんは確実に殺されてしまう。これは飽くまで、ファンムービーなのだ。

ヴィクトリア時代を舞台にしているだけあって、どこを見てもゴシック。ゴシック。衣装が素敵で、見ていてまったく飽きない。
開幕早々マーティンのどアップ。これがまたとっても可愛い。この時代設定がマーティンの可愛さをますます引き立ててくれている気がする。シャーロックとジョンが出逢うシーン、死体を鞭打つシャーロックが衣装のせいかいつもよりサディストっぽく見えた。私も打たれたい。現代版を思い出して比較できる構成はいいですね。

花嫁の亡霊が犯人というだけあって、怖い。拳銃で頭を撃ち抜くシーンは完全にホラー。
もちろん、お馴染みのキャラクターも登場。
マイクロフトお兄ちゃん、レストレード警部、宿敵モリアーティ...などなど。中でもモリアーティは今回も、かなり重要な役割を果たしている。シャーロックのマインドパレスにも深く関わってくるモリー可愛い。モリアーティの花嫁姿も見れたのはサプライズで、モリー推しの私としては最高に萌えた。19世紀、現代
マインドパレスとめまぐるしく変わる背景に混乱しつつも、シャーロックにとってジョンがいかに重要かっていうことを明確にしていて、結局はいつものSHERLOCKでした。ふたりの関係性は何度見ても和む。

そうそう、ジョンとシャーロックといえば。
カーマイケル夫人のお屋敷を張り込むシーンでの会話がとっても良かった。恋愛の話とか、シャーロックの孤独の話とか、中学生男子の会話を覗き見してるみたい。これがシャーロックのマインドパレスの中でのジョンって思うと、更に萌えます。メアリーはあまり絡んで来ないのに、凄く優秀。まさにマインドパレス。好き。

そしてライヘンバッハの滝、ようやく来たか!
シャーロックホームズといえば、ライヘンバッハの滝。ジョンが助けに来るシーンでは叫びたい衝動を必死に堪えました。ラブラブなんですもん。モリーが可哀相なくらい。

シーズン4への繋ぎ、としてはあまりに素晴らしすぎる内容ではなかろうか。謎解き自体は矛盾も多く、ミステリーとしては物足りないかもしれない。ただ、シャーロックとジョンの絆を再確認するという点ではファンムービーの傑作であること間違いなしだと思う。


ファンサービスは本編だけではない。ラストを飾るキャストインタビューは本当に贅沢な時間でした。
特にモリアーティ役のアンドリュースコットと、マイクロフト役のマークゲイティスの絡み。笑ってるアンドリューが可愛いすぎる。本編とのギャップが最高。

まだ何度も見られると思ったら幸せです。新たな発見や萌えに期待。シーズン4が楽しみ。